我々夫婦の結婚記念日は五月。先日、仕事の代休を合わせて二人で食事に出掛けてきました。結婚記念日の食事といえば、結婚式を挙げた式場のレストランと決めています。

結婚式場のサービスで、結婚一周年のディナーにご招待、というのがよくありますよね。我々も、最初はそのサービスを利用して、結婚一周年のお祝いをしました。

その後、式場の思惑（？）にまんまとはまり、毎年そのレストランに記念日のディナーに出掛けるようになりました。子どもが生まれてからは、どうしても行けない年もありましたし、二人で外出できる時間帯が限られるので、記念の食事はディナーではなくランチに。

同じレストラン、同じ席、同じ風景。

たまたまですが、いつも同じ席に案内されることが多く、そこから見る景色にも感慨を覚えます。新婚時代は夜の風景。子どもが生まれてからは、昼の風景。外を眺めると、新緑の中でウェディングドレスや打掛を着て記念写真を撮っている、結婚式を挙げたばかりのカップルの姿も見られます。

その式場には、もう少し気楽に入れるレストランも併設されているので、今度は子ども達と一緒に来るのもいいね、と話しながら帰途につきました。帰りには、近くの公園の中を散歩したり、楽しいお店に寄って、子どものものや家のものをちょっと買ったり。バタバタしている日常から少し離れて、気持ちもすっきりとしました。

結婚記念日に、行ったことのない、素敵なレストランを探して行くというのも魅力的ですが、あえて結婚式を挙げた式場のレストランに毎年出掛けることで、重ねてきた歳月と、結婚当時の気持ちに思いを馳せる、というのも良いのではないでしょうか。そしてその場合、いつも同じ席を予約する、というのも素敵じゃないかなと思うんです。「式を挙げた結婚式場、そういえばしばらく行ってないな～」という方がいらしたら、今度の結婚記念日に、是非ご夫婦で出掛けてみることをお勧めします！

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