前記事の旅行中、優しい義父母にうっかり失言！（大汗…）の続きです。
この失言の後、義父母と一緒に、霧ケ峰の八島湿原を歩きました（←洒落ではないです）。
むしろエアコンの商品名として有名になっちゃった霧ケ峰ですが（きりがみね～～♪っていうCMのアレです）、この日は、文字通りの「霧」が出ていました。
幻想的な風景です。手前の花の名前は、確か柳蘭（ヤナギラン）。
半袖姿の夫の悲痛…（笑）
さて、こんな静謐な景色の中で、ひとり「半袖かりゆし」な権助殿…（汗）。
ファッションとして「山ガール」というのが流行っているように、男性にも「山」らしいファッション（チェック柄とか、ポケットの多いボトムスとか…）というものがあるはずですが、まる無視ってことですね！（←朝食時の自らの失言により、少々気が立っております…）
しかしまぁ、そんなところも権助殿らしいといえばらしい…。諦めて、みんなで木道を歩き始めました。元気よく歩く娘たち。霧の様子も刻々と変化して、平地では見かけない花々も美しいです。しかし、かなり歩いて、まだ3歳手前の次女が少し遅れ始めました。
そこで、長女には義父母と一緒に先に行ってもらい、私と権助殿が、万が一の「抱っこ」に備えて次女と歩くことに。交替で次女と手を繋ぎ、彼女のペースに合わせてじりじりと進みます。かろうじて景色なども楽しみながら、次女と一緒に歩いていると、霧が風に乗って、ふわあああ～と肌を撫でて行きます。平地の暑さに比べて、まさに天国！…しかしその時、私と次女の背後から、
「寒い…」
という権助殿の悲痛な呟きが…（笑）←笑わせて！
そんな感じで最初は笑っていたのですが、本当に風がひんやりとしていて、重ね着している私や次女の手首まで、冷た～くなって来ました…。前記事に書いた通り、長女と次女は、リバーシブルロングブルゾンのスタンドカラーバージョン（参考：リバーシブルロングブルゾン、薄い生地で！）の上着を着ているし、私は夏用ストールを首に巻いているので、唯一露出しているのは七分袖の手首だけ。でも、権助殿は…。ちらりと見やると、寒々しい半袖かりゆし姿。しかも、「山で遭難する人の気持ちがわかる…」などと言い、わからんでもいいことまで悟っているご様子。
仕方なく、私の夏用ストールを外して権助殿の首に巻き、リュックの中の子ども用タオルを、風が吹いてくる方の腕にかけてやりました。かくして権助殿は、派手なプリントの半袖かりゆしウェアに山ガール風のナチュラル系ストールを巻き、子ども用の可愛いタオルを腕に掛けるという、とてつもなく珍妙な姿に…（笑）。
それでも、「あったかくなったよ！」と喜んで、私と次女の後ろから素直に付いてくる権助殿に、
男の子って、バカで可愛いな
と、ふと思った、女の子オンリーの母（な筈）のわたくしでした。（男の子のお父様・お母様方、暴言スミマセン。バカなのは、うちの大きい男の子（？？）だけかも知れません。）
最終的には、次女も「抱っこ」にならず、ちゃんと歩いて戻って来ることができました。権助殿は寒さのせいで、正直花どころではなかったかも知れませんが、折角の花をあまり見ていないのがもう一人。健脚で、祖父母と一緒に先に戻っていた長女です。
長女が、花よりずっと気に入っているのが…
団子…でもなく、「石」。
どういう訳だか、高原に来ると石を拾う長女。もう、3年くらい毎年拾っています…。綺麗な石を拾いたいということで、花なんかには目もくれず、ず～～っと地面とにらめっこ。今回は、次女までそれに影響されそうになっていて、正直慌てました（汗）。
かくして、長女のリバーシブルロングブルゾンのポケットは、石でいっぱいに…（泣）。
ちなみに、娘たちのポケット関係のトラブルについての関連記事はこちら。
姉妹お揃いパンダはどこだ柄サルエルパンツのポケットに…（泣）
姉妹お揃いサルエルパンツ、【スコップサイズ（？）】のポケットはイチゴ柄。
ポケット泥投入事件をめぐる母の戦い～明日はどっちだ！！
しかも、後で私がポケットから石を取りだそうとしたら、長女は「ダメ！！」と拒否。なんでも、満月の晩に撒くと、これらの石が光るんだそうです。その晩まで、決して出してはいけないそうです。
えええ～と思いながらも、旅行の間中、仕方なく石をいれっぱなしのままで、やけに重くなっている上着を脱ぎ着させたり、石がこぼれないように畳んだり、えらく苦労しました。それでも、訳がわからないながらも、長女の子どもらしい夢を壊してもいけないからな、と頑張りました。
そんなこんなでようやく帰宅。ほっとして荷物などを運び入れていると、背後から、じゃらじゃらじゃら～～～っ！という派手な音と、権助殿の、「あーーーーっ（汗）」という情けない声が…。
振り向くと、権助殿の手には長女のリバーシブルロングブルゾン。大量の石が、よりによって自宅の床に…（泣）。
やっぱ、男の子って、バカだね…。
さあ、みなさんもご一緒に！「男の子（夫）って、バカ（で可愛い）ね…。」
注：（ ）内の選択は、臨機応変にお願いします。
