演技派の鬼や「おにから電話」アプリに恐怖する娘たち。

前記事:どちゃもん・オバケ・鬼を信じる娘たちへの対応に困っています…。での会話があった翌日のことです。保育園から帰ってきた長女が、「ほいくえんで、おかあさんがオバケとカラテで戦ったって言ったら、おかあさんカラテやってたの!?ってセンセイたちにいっぱい聞かれたよ!」と言って来ました…。

ぎゃふん(←古い…)と思いつつ、「おかあさん、カラテやってないよ…」と答えると、長女は「な~~~んだぁ」と、がっかりした様子。そういえば、前記事での会話では、長女のツッコミに慌てるあまり、カラテやってないってハッキリは言わなかったなぁ…。長女(+保育園の先生)の期待?を裏切ったようで、ちょっとしょんぼりした母でした。

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保育園に「鬼」がやって来た!

さて、本日は娘たちの最大の恐怖の的、「鬼」のお話です。長女は、節分の時など、煎り豆を買うと付いてくるお面を付けた権助殿にも真剣に怯えていましたが、まぁ、普通の子どもはそうですよね。けど、長女と次女が、本気で「鬼は怖い」という感覚を植え付けられたのは、ある年の、保育園での豆まきでのことでした。

娘たちの通う保育園では、いつも先生たちの知り合いとか、OBの保護者とかが節分の鬼役をやってくれるんです。それで、娘たちがめちゃめちゃ鬼に怯えた年の鬼役は、舞踏(暗黒舞踏)をやっていた人だったそうです。

舞踏(暗黒舞踏)って、ご存知ですか?実は私は結構好きです…。海外でも、BUTOHとして評価の高い前衛芸術です。土方巽という人が中心となってはじめたものですが、例えばこんな↓です(子育てとか、ハンドメイドのカテゴリー内で、なんかスミマセン…汗)。

ご興味ある方はこちら→Wikipediaもどうぞ…。たいっへん恐縮ながら、一部引用します。

暗黒舞踏を定義することは困難である。調和/過剰、美/醜、西欧近代/土着・前近代、形式/情念、外への拡がり(extension)/内的強度(intensity)といった対において、後者のなかにこそ見いだせる倒錯した美を追求する踊り、と言えるかもしれない。(中略)ピルエットや跳躍などのテクニックにより天上界を志向するクラシックバレエなどとは異なり、床や地面へのこだわり、蟹股、低く曲げた腰などによって下界を志向する。一般に剃髪、白塗りのイメージが強い。「ツン」と呼ばれるビキニ状の衣装で局部を隠し、裸体の上から全身白塗りする事が多いが、白塗りは必須ではない。(Wikipedia「暗黒舞踏」)

え~っとですね、つまり、この暗黒舞踏をやっていた人が鬼役をやったんですよ!!当然ながら、裸体にふんどし一丁、赤い髪をふり乱した鬼の面という出で立ちで、奇怪な動きで子ども達を翻弄したらしい…。もうすぐ新一年生になる男の子たちさえも、号泣したとのことでした。

当日の写真がたくさんありますが、スゴイです…。そしてそれに負けないくらい、子ども達の恐怖の表情が…たまらないです(大汗)。子ども達は驚き過ぎたようで、肝心の豆を撒いている様子が全然ない(笑)。同い年の女の子としっかり抱き合い、部屋の角でボーゼンと鬼を眺める長女と、鬼に近くに寄ってこられて、見たこともないくらい顔を歪めている次女…。かわいそう…というよりも、はっきりいって面白いです、スミマセン!この人に鬼役を頼んた先生方、ナイスです!

鬼からスマホに「電話」も来るよ!

そんな貴重(?)な経験もあり、鬼をたいへん怖がる娘たち。実は、この豆まき事件より前に、私は携帯のニュースで見かけた「おにから電話」という無料アプリをスマートフォンにダウンロードしていました。トップ画像がちょっぴり不気味ですが、ホームページはこちら→「おにから電話」

このアプリは、「言うことをきかない時」とか、「寝ない時」、「歯磨きをしない時」などに、鬼やオバケが「プルルルル…」と電話してきて、子ども達を諭してくれる、というもの。実際には、手元のボタンでこちらが操作しているのですが、臨場感タップリなんです。

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興味があってダウンロードしたものの、「びっくりしちゃうかなぁ~」と、実際に使うのはなんとなくためらわれていたのですが、次女のわがまま(長女をぶつ、物を横取りする、お風呂の後服を着ないなど)がひどい時に、3回程発動してみました。↓

プルルルルル…プルルルルル…(通話ボタンを押す)…プッ

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もしもし?赤鬼です。またいうことをきかないんですか?
ハァ~、今日はどうしたんですか?…チッ、困りましたね。

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どうしましょうか?今から、いきましょうか?

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え~っと、おうち、どこでしたっけ?ああ、その前に、電話変わってもらってもいいですか?

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こらぁーっ!いうことをきかないと、暗~い暗~~い鍋に入れて、食べちゃうぞ!
…いうことしっかりききなさい。わかったか!?
いうことをきかないと、鬼の仲間をいっっぱい連れて、うちにいくからな!

…個人的には、「暗~い暗~~い鍋」のくだりが、なんか得体の知れない感じで怖いですね。だがしかし、うちの娘たちは、冒頭の「もしもし、赤鬼です。またいうこ…」くらいまでしか聞いたことがないです。実は私自身も、この記事を書くために、娘たちが寝ている間にはじめて最後まで聞きました。

「おにから電話」が発動されると、次女はただただ「ワーーーーン!!」と泣くだけなのですが、長女の方が、

「やめてええええええええー!!!」

と、赤鬼の声なんか全然聞こえなくなるくらい叫び、

「次女ちゃん次女ちゃん!!ごめんねって言いなっ、ごめんねって言いなああああああ!!!」

と叫びながら、次女をがむしゃらに抱きしめるため、こちらが度肝を抜かれてすぐに「通話終了」ボタンを押すことになるのです…(汗)。自分がぶたれたり、物を取られたりしていたとしても、とにかく次女をかばう長女…(ホロリ)。次女は、赤鬼にというよりも、長女の迫力に圧倒され、毎回「ゴメンネ~(泣)」と全面降伏。

この「おにから電話」アプリは、無料分が5パターンくらいあり、それ以外をダウンロードする際は有料になるようです。でもうちでは、有料版どころか、無料の5パターンでさえ、まともに使いこなせそうにない、強烈過ぎる武器(?)なのでした…。

それにしても、長女は来年小学生。一体いつまで、鬼をこれほどまでに信じ、怖がるのでしょうか?…謎です。

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