よく、子どもは三歳くらいまで、胎内記憶があるって言いますよね。うちでも、長女の言葉が達者になり、なおかつ余計な知恵がついていない三歳頃を狙い、権助殿が「おかあさんのお腹の中にいた時の事、覚えてる?」と尋ねました。すると長女、「うん、おぼえてるよ!!」と即答…!
「ど、どんなだった!?」と勢い込む権助殿。長女は、「え~っと、赤かった。それから、おとうさんのこえが聞こえた。」と、すらすらと答えました。そこで、私も思わず、「それから!?」と問い詰めると、
長女「臭かった。」
私「…え?」
長女「臭くて、早く出たかった。」
私「……。」
…妙にリアルな感想だったので、なんかイヤだけど、信じそうになりました。なんかイヤだけど。
ちなみに、長女の出産時は、24時間の陣痛の後でどうしても産まれず緊急帝王切開という、踏んだり蹴ったりの展開だったのですが(泣)、長女はその間、苦しくて羊水の中で胎便をし、それを飲み込んでいるとのことで、産まれた後の数時間、経過観察されていました。その時の記憶なのだろうか?と思うと可哀想ではあるけれどリアリティがあって興味深いし、お腹の中が常時臭かったわけではないということになるので(?)できればその説を取りたい母であります…。
魂とお話、ただし傷口から(汗)。
ところで、今回このことを記事にしようと思ったのは、昨日の長女との会話がきっかけでした。沖縄戦についてのニュースをテレビで見た長女が、「死ぬ」ということについて聞いて来たため、戦争で死ぬ人がいることや、天国の話をしていますと、長女は「長女ちゃんね、生まれてくる前はたましいになって待ってたよ。おかあさんとおとうさんのけっこんしきの時も、まどからみてたよ!!見えなかったでしょ?」と言って来ました。「へええ~~、そうなんだ!」と、半ば本気で感心していると、さらに「おかあさんのお話も聞いたよ?」と…。確かに、結婚式では、わたしも権助殿も一人ずつ挨拶をしました。とたんにドキドキしながら、「おかあさん、なんて言ってた?」と聞き返すと、きっぱりとひと言、
長女「もう忘れた。」
私「……。」
そうだよな、まぁそんなもんだよな…とちょっと落胆しておりますと、長女は続けて、「長女ちゃん、おかあさんのお腹の中にいるとき、お話はできなかったけど、おかあさんのたましいと仲良しだったよ」と、さらりと泣かせるようなことを言って来ました。そして今でも、私の傷口(???)から呼びかけると、私の魂と話が出来るそうです…。なんかよくわかんないけど、魂と仲良しの話にはちょっとほろりとしました。
今、次女がちょうど、長女の「臭かった」発言をした頃の年齢に近付いてきています。是非、次女にも胎内記憶を語ってほしいな~と期待しています。しかしその時、もし次女が「臭かった」と言ったら…。私のお腹の中は臭いこと+幼い子どもには胎内記憶がある、ということが確定するなと、楽しみ(?)にしています。
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