「アルプスの少女ハイジ」っぽい服、しかも「フランクフルトでの服」を作るよう長女から要求された前記事からの続きです…。
前記事→「アルプスの少女ハイジみたいな服を作って!」と言われ…(汗)~その1
これ↓がハイジのフランクフルトでの服。難しそうです。
上の画像、手持ちの絵本を撮影したものですが、ハイジについての記事を書き始めた頃から画像を載せたいと思って探していました。が、なぜか見つからず。おかしいな~と思いながら、出掛けていた権助殿にメールで問い合わせると、すぐに返信が。
「二階押し入れのタンスの上にあるはず。バラバラになってる。」(原文ママ)
…ありました。確かにバラバラです。
これ、別に古本だった訳でも、私が小さい頃の思い出の本って訳でもありません。娘たちも、本を乱暴に扱う方ではありません。それでもこの使用感…(汗)。権助殿が、一応修理しようとしてヘンなところ(押し入れのタンスの上…)に保存していたもようです。
「フランクフルトの服」に挑戦!
さて、この「フランクフルトの服」っぽいのを初心者の私がどうにか作るべく、型紙選びからやり直して、再び手芸店で女の子向け手芸本をチェックして…ようやく出来たのが、これ。
布:実店舗
型紙:「女の子のお出かけ服 」 より
ど…どうでしょうかね…?(自信なし。)
型紙は、この本から。ちょうど表紙になっていて、これいいかも!と思って選びました。↓
「女の子のお出かけ服 」 荒木由紀
童心を忘れない権助殿からは、早速「ポケットがないね」とのご指摘…。そりゃあ、そっくりそのまま出来たら可愛いということはわかっているのですが、私の実力ではちょっと…。一年ほど経った今、本当に本家のままに作ってみたいという気もあります。とても可愛いんですよね、ハイジのフランクフルトの服。白襟付ピンクのワンピースに、クリーム色のエプロンドレスっぽいのを重ね着。今見てみても本当に素敵です。
それにはとても及ばない私の「フランクフルト服」ですが、長女は健気にも喜んでくれました。以下、着用画像です。
今度とりあえず、ピンクの白襟付シャツを作って合わせてみようかな~。
「アルプスの少女ハイジ」の絶望がすごい…。
…それにしても、服は素敵でも、フランクフルトでのハイジは辛そうです。特に後半。ハイジのアニメを見ていた方は、山に帰りたいあまりにハイジが夢遊病になってしまうこと、覚えていますよね。久しぶりに、そのシーンをブルーレイで見たわけですが、これが衝撃的でした…。
顔色も悪く、話し方も棒読みになってしまっているハイジが、夜に夢を見ます。
ふと目を覚ますと、そこはおじいさんの山小屋。ハイジがいつも寝ていた干し草のベッドの上です。でも周囲はセピア色で、物音もなし。ハイジは、小声で「おじいさん…」と呼びながら梯子を降り、外に出ていくのですが、その山小屋の中の風景が…荒れ果てているのです。かつてハイジがチーズ作りを手伝った大鍋はひっくり返り、家具も倒れて朽ちかけています。
つまり…おじいさんが死んだ後の世界なんですよね(泣)。
それに気付かず外へと出て行くハイジ。小屋の外にはモミの木があるだけで、おじいさんもペーターもいません。…そこでふと目が覚めると、ハイジはフランクフルトのゼーゼマン家の、風吹きすさぶ玄関前にたった一人で立っているのでした。
…ていうか普通、子ども向けアニメでここまで絶望的な作り込み方するか?と、このシーンには涙を禁じえません…。さすが、後のジブリの全盛期を築いた宮崎駿氏と高畑勲氏の作品ですね。心からそう思います。
さて、布も買ってあるし、ハイジのアルプスでの服も作らなきゃなぁ~。フランクフルト服にも、再挑戦したい。我が家のハイジフィーバーについての記事、まだまだ続きます…。