長女の入学準備に忙しい今日この頃。小学校グッズへのお名前付けは、ひらがな・フルネームが基本ですが、娘たちの通う少人数の保育園では、下の名前だけでOKでした。
そこで活躍していたのが、手刺繍でのお名前付け。元々は、長女が生まれた時、先輩から頂いたお下がりに、お子さんの名前がカタカナで刺繍されていたのがきっかけでした。さらに、その先輩にお下がりを回してくれたと思われる、お下がり上流者(?)のお子さんの名前もやっぱり刺繍で入っており、へえ~、うちもやってみよう!と思って実践。そうしたら、これがなかなかいいんです!
お下がり上流者の皆さんは、服の内側の洗濯タグとか、どちらかというと目立たないところに刺繍されていました。それを解いて入れ直しても良かったのですが、わざわざ解くのが面倒なのと、上流者の皆さんがひとつひとつ刺繍したんだな…と思うと、解くに忍びず(汗)。
そこで、ズボンのポケット部分や裾、トップスの裾リブ上、胸ポケットなど、あえて目立つところ(手作り服でいうと、タグを縫い付けるような、ポイントになる箇所ですね)に、簡単なカタカナで刺繍して、おしゃれポイント(???)にする方法を選びました。服以外にも、パジャマ袋やタオル、ハンカチ類など、布物への記名は9割方、手刺繍を使っています。
もちろん手作り服も例外ではなく、今までこのブログに着用画像などを載せる際には、刺繍部分をチマチマと画像加工してました…(汗)。
布物全部に刺繍なんて、大変じゃない!?と思われるかも知れないんですが、ほんっと~~に簡単な刺繍なんです…。技巧なんて何もなく、チェーンステッチとかですらなく、慣れれば1分くらいで出来ます。
早速実例を見ていただきたいんですが、うちの娘たちの実名を出す訳にはいかないので、この方に替わっていただきたいと思います。
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長女が尊敬していた、アンパンマン界のゴッドファーザー・ジャムおじさん。見た目、大分くたびれているのはご容赦下さい…。
ご覧になるとわかる通り、エプロンの端に「ジャム」と刺繍(というのもおこがましいですが…汗)してあります。これは、確か長女のリクエストでした。
こちら、刺繍部分のアップ画像。刺繍糸の色は、ジャムおじさんの髪の毛や靴の色に合わせています。
ね、簡単でしょ。
さらに、うちのジルケ人形・リンゴちゃんの場合。(参考:姉妹ブログ記事・ジルケ人形のランドセルと靴【娘(長女)6歳の誕生日プレゼント)
リンゴちゃんだけに、長女のリクエストで私が超適当~~に作ったリンゴ柄の帽子をかぶっています…。(この服を作った余り生地。→りんご柄で姉妹お揃いほんわかタックプル、夏仕様のパフスリーブ。)さらに、娘たちの手により、お下げにはキティちゃんのヘアゴム、ウェストには何故かゴムが。何とも微妙なお姿(汗)。
え~、気を取り直して刺繍部分のアップ画像。紺色の服に、赤い刺繍糸が映えています。やっぱ、「リンゴ」だけに赤。
すんごく拙いけど、なかなか味がある…と言えなくもない、と思うのですが、いかがでしょうか(汗)。ちなみに、名前を付ける対象に合わせて糸の色を選ぶのも、なかなか楽しい作業なんです。同系色にするか、反対色にするか、はたまたリンゴちゃんの赤のように、イメージとかで選ぶか…。
そんなこんなで、刺繍糸もある程度の種類をストックしています。
糸も揃えなきゃいけないし、マジックペンで洗濯タグに名前を書くのと違って時間がかかるし、そんなのやる意味あるの?と思われても仕方ないんですが、実のところ、刺繍記名にはいろいろとメリットあるんですよ!そこんとこを、ちょっと語りたいと思います。
一度で安心!消えない刺繍記名
長女の時は、ほとんどの布物に刺繍で記名をしていましたが、次女が生まれてからなかなか時間が取れず、大慌てで洗濯タグにマジックで記名することも度々出てきました。
他には靴下なんかも、いちいち刺繍できない!ってことで、マジックで記名。
けど…消えるんです!
油性ペンで書いたんだからそうそう消えないだろう、と思うのに、お洗濯を重ねるうちに、薄くなり、やがて判読できなくなり…。特に、服の内側にある洗濯タグは目につきにくいので、薄くなってても気づかない場合が多いんです。
アイロンでつけるお名前テープも便利だろうと思いますが、あんまり服の表側には付けないし、はがれてくることもありますよね。
保育園の保護者懇談会やお便りでも、「持ち物や服には必ず記名して下さい。名前を書いた後も、消えていないか時々チェックして下さい」と毎回注意喚起があるので、別にうちの洗濯機だけが乱暴な訳でもなさそうです。
それで、朝の忙しい時間に、靴下の記名が消えかけているのを発見し、大慌てで油性ペンを出してきて慎重になぞったり。そういうことが頻繁に出てきました。しかしそんな中で、長女が昔履いていた、刺繍記名入りの靴下(昔はもっと余裕あったんです…)には、未だに堂々と長女の名前が…。次女にお下がりして、油性ペンで書いた次女の名前が消えてしまっても、長女の刺繍だけはそのまんま。(←そういうのが未だに2組くらいある…次女にお下がりしたなら解けよ!って感じですよね…汗)
まあ、靴下は、裏の玉止めがごろごろするかな?と思って(あと数が多くて面倒で…)早々に刺繍をやめたんですが、お洗濯していくと、繊維がほぐれて固定するようで、ごろごろする感じはほとんどなくなります。ハンカチなどの場合、お洗濯でこすれて玉止めがはずれてしまっても、刺繍糸の繊維が本体とうまく固定して、不思議とほつれてきません。
ちなみに、刺繍の裏側はこんな感じ。(「リンゴ」の裏側でお送りいたします…)
人形服なので、頻繁にお洗濯する訳ではなく、上の写真は刺繍したての感じです。洗濯を重ねると、刺繍糸がぺちゃんこになり、生地と一体化してきます。
文字数にもよりますが(例えば「リュウノスケ」とかだと大変だと思う…)、お子さんの名前のコツ(?)を掴むと、ひとつ1分程度で刺繍できます。新しく服を買ったり、お下がりでいただいたり、あるいは作ったりした際にパパッと刺繍してしまえば、あとは名前が消える心配や、消えていないかどうかのチェック、消えていた場合の書き直しも不要!トータルで考えれば、かなり時間短縮になっているのではないかと思います。
洗濯タグではなくて、服の表側の目立つところに記名できることや、ハンカチなどに記名する場合、マジックで書くよりは可愛くできるのもお気に入り!
そしてもうひとつ。お下がりとして回す時には、簡単にほどける。…これは、ちょっと淋しい作業なんですが、綺麗なまま、他の方や次女に回せるのはやっぱり嬉しいです。
長女も、もうすぐ小学生。今、長女が保育園で着ている服も、やがて名前刺繍を解いて、次女の名前を入れる時が来るんだろうなぁ。淋しいような、嬉しいような…。
しかしまあ、次女の靴下に未だに残っている長女の名前刺繍については、淋しいとか言ってる場合じゃなく、さっさと解かなくてはと思います(汗)。それで、靴下へのお名前刺繍も復活させようかな~。
長女の入学準備で忙しい中、夢だけは広がる今日この頃です…。