先日、次女三歳の七五三のお祝いをしました。うちは姉妹なので、長女・次女それぞれの三歳・七歳で、七五三の催しは、計四回!長女と次女の三歳のお祝いを終えて折り返し地点の今年、これまでの七五三を振り返ってみたいと思います。
私が幼かった頃、七五三の祝い着は、すべて母方の祖母が整えてくれました。このブログの過去記事:いつも「本物」をくれた祖母に感謝。嬉しかった本格的な編み棒セットでも登場した、本物にこだわる祖母です。祖母は着物が大好きだったので、私の七五三には、かなり気合が入っていた模様…。
通常、三歳の七五三のお祝いでは、着物にやわらかい兵児帯を結んで、お被布を着ます。私が三歳だったン十年前のことは良くわからないのですが、三歳の七五三の写真を見ると、作り帯(付け帯)ながら、帯付き姿に帯締め・帯揚げ、筥迫・扇・しごきとフル装備!祖母の気合…というか、執念のようなものが感じられる装いです(汗)。
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そんな姿で、えっちらおっちら御祈祷に行った三歳の私。神主さんに、「では、お座り下さい」と言われ、畳に座ろうとした瞬間、作り帯付きの背中が重くて引っくり返ったとのことです…。その時の、フル装備の七五三記念写真がこちら。↓
さらに、四年後の七歳の記念写真。立派なぽっくりを履いてますが、これ、今はないなぁ…。写真館で借りたんでしょうか?今度母に聞いてみようと思います。
祖母はどうやら、紫色が好きだったようですね。立派な用意をしてもらえたこと、とても嬉しく思っています。そして何を隠そう、後年、私自身も着物マニアに…(汗)。『美しいキモノ』とか『きものサロン』を愛読するシブイ高校生になってしまいました。大学生になってからは、骨董市や着物専門の古着店でイロイロ購入。子どもが生まれて以後は、昔のようにしょっちゅうは着ていませんが、そのうちまた、着物生活がしたいなぁと夢見ています。
保存してあった七五三グッズ…。
さて、祖母が揃えてくれた私の七五三グッズ。母がこれまた執念深く大切に保存しておいてくれました。三年前、長女が三歳の七五三を迎えるにあたり、それらがどっと我が家に送られてきましてですね…(汗)。いろいろ大変です、ハイ。しかしまぁ、これだけ揃っているのはありがたいことです。そこで、先日の次女の七五三を機に、全部写真に収めてみました。
着物と襦袢は、三歳用・七歳用それぞれありますが、これは上に写真もあるので省略。襦袢はシミやほころびが多くて、写真をお見せするのも憚られる、という事情もあり(汗)。ちなみに、七歳用らしき肌襦袢と裾除けも残っていました。
次の大物は、七歳用の帯。ピンク×銀と白×銀、リバーシブルで使用できるものです。↓
そして、三歳の時に使用した作り帯。筥迫などのセットは、七歳の時も使っています。箱の外側の絵柄が、年代を感じさせますね…。↓
続いて、帯揚げ。総絞りで豪華ですが、色は優しいのでそう重くない印象。子どもサイズ。三歳の時は、この帯揚げでした。↓
七歳の時の帯揚げはコレ。↓ でも、どうやら大人サイズのようです。総絞りでボリュームたっぷり。三歳のピンクの帯揚げとは打って変わって存在感があります。母の二十歳の振袖を私が着た時も、この帯揚げを使ったような…。
しごきはピンク色です。↓ シワシワで失礼(汗)。しかしこれ、シワにならないように保管するの、凄く難しいんです!薄~い生地なので、手がガサガサだと引っかかります…(←実際引っかかった…泣)
帯枕と帯板。↓ 子ども用でも本格的ですね。ただ、子どもサイズでとっても小さい。そして柄が可愛い!
着物用バック。↓ 小さくて何にも入らない。せいぜいハンカチとティッシュくらいですね。しかしまぁ、着物用バックとはそんなものです。上の三歳の時の記念写真でも、ちんまりと手に持っています。
草履です。↓ かかとに鈴がついていて、歩くたびにチリンチリンと音がします。次女が2歳くらいの頃、歩くとピッピと音がする靴を好んで履いていましたが、最初は可愛く感じても、だんだんうるさくなるし、周りにも迷惑かけそうで、早々にやめさせてしまいました。でも、大して歩かない七五三の時は、このチリンチリンがとっても効果的だし、可愛いらしいです!
最後に、髪飾り三種類。すごい年季が入ったプルーンゼリーの箱、最初、これなんだろうと何気な~く開けてびっくりした(汗)。↓
この髪飾り類は、正直もう使わないだろうな~と思っていたのですが、意外や意外、のちに思わぬ活躍をすることになるのでした…。
さて、これらをフル活用して臨んだ、三年前の長女三歳の七五三。次回記事で紹介したいと思います!
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